小学館の育児絵本 かぐやひめ

これぞ絵本。

かぐや姫の年齢を見事に描き分けています。いわさきちひろさんは赤ちゃんの月齢まで描き分けると言いますが、この絵本の絵を描いている久保田あつ子さんもきちんと描き分けています。裏表紙の赤ちゃんは髪がふさふさなのを覗けば0歳児。表紙は2〜3歳でしょうか。マニキュアとペディキュアが新鮮。月に帰るときは15歳ぐらいでしょうか。初潮が12歳前後なら、月に帰るまでに男が言い寄るのも子孫を残すという観点からはアリですね。


昔の絵は立体的、そして光と温度を感じます。しわを書けば陰陽があります。頬を描けばそこに体温があります。それがアニメの影響でべた塗りの絵になってしまい、味も素っ気もなくなってしまいました。それが最近、コンピュータグラフィックス、特にコンピューター・スマートフォンの性能向上と併せ、再びリアルな絵に戻りつつあるような気がしています。


いっそのこと「のりもの」の絵本も復刻して欲しい。当時の乗り物、特に車は保存されているのも少ないので、貴重な歴史の語り部となります。是非。